キャバクラ
なぜ男はキャバクラやスナックが好きなのかと。
可愛い女の子と会話をしながらお酒を飲む、且つ女の子が自分を褒めてくれるというポイントが依存性を生んでいるのだろう。
一方私はキャバクラもスナックも嫌いだ。
あんなところで金も時間も使うぐらいなら
自分の好きなことに時間を費やしたほうがましだ。
幸福感などなにもない。
ポップコーンの最後の底の方を一気に口に入れた時に硬い粒が一個もなかった時の方が幸福感は高い。
仕事や上司の付き合いなどで何度も行ったことがあるが、あの興味のないことに金も時間も費やし、終わった後の虚無感というのは測りしえないものがある。
例えていうなら全感覚神経をチクビに向け、手の感覚神経を遮断すれば自分でチクビを触っても誰かに触られているようで気持ちいいのではないかという実験を試して気づいたら夕方だったときの虚無感に似ている。
一度勇気を振り絞って会社の先輩に相談したこともある。
私「先輩、実は私、飲み会の後のキャバクラってすごく苦手で…なにが楽しいのかわからないんですよね…」と
すると先輩は
先輩「あぁわかるわかるww俺も全然好きじゃないよ。仕事の延長だと思って行ってるだけ。強制じゃないんだから嫌な時はうまく逃げなww助けてやっからww」
と言ってくれた。
なんて素晴らしい先輩なんだと思った。
そして嫌なのは自分だけではないのだ。みんな嫌なのを堪えて無理やりいってるんだ。みんな俺の気持ちと一緒なんだ!
と心の底から勇気をもらった。
そして翌週のスナックでマイクを股間に当てながら玉を横に揺らしてペチペチ音を立てている私の姿がそこにはあった。
先輩たちもみんな見向きもせず女の子とちちくり合っていた。
嫌な顔を隠して一生懸命だったあの私の姿は国民栄誉賞をもらってもいいレベルだった。
この世に信じれる人間はいないと悟った瞬間だった。
スナックのママさんに最後「頑張ったね…」とカントリーマアムのココア味をもらったあの時の気持ちは一生忘れない。
つまりなにが言いたいのかというと、
ああいう場は女の子に相手にされなくなった年代の人たちが気持ちよくなるために行くような場であって、私のように常に女の子が周りにいて、駅前を歩けば2億人ぐらいの女性に囲まれキルラキルのオープニングみたいになるような人は別にキャバクラなんか行かなくていいのだ。
最後に女の子とちゃんと話ししたのいつだろう…