アボガドとチーズ
ふとした時におもう。
女の子はなぜアボガドとチーズが好きなのだろうと。
ここまで女の子が満場一致で好きだという食べ物があるだろうか。
きっと私が「アボガドとチーズ好きな人ー!」と大声で叫べば、女の子の9割はヘッドスライディングして飛び込んでくるだろう。
そしてその勢いで「俺の腕枕で寝たい人ー!」と叫べば「散ッ!」といって四方八方に散っていくだろう。
調べてみると、一説によればアボガドとチーズは美容にいいという理由から女性に好まれるとの内容をみつけた。
たしかにビタミンなど豊富で美容効果も高いらしいが、それで綺麗になるなら世の中の女性みんな綺麗になっているわけだ。私にも彼女の一人ぐらいできてもおかしくないはずだ。みんな死ね。
私が疑問に思っているポイントはそこではない。
世の中には男と女の二つの性別しかない中で、なぜこうも女に好かれる食材があるのかというところなのだ。
たしかに男の中にもアボガドとチーズが好きな人は多いだろう。
たしかに私もアボガドとチーズは嫌いではない。
彼女の結婚の挨拶で両親に挨拶に行った際、座布団の代わりにアボガドが敷かれていたら迷わず座るだろう。
しまいには「アボガドだと足しびれないっすね笑」と一生懸命プラス思考に考えぬいた発言をするだろう。
逆に男の人全員が満場一致で好きだという食べ物はあるだろうか。
男は女性に比べてガッツリした食べ物が好きな傾向がある。
カレーやラーメン、焼肉、小学生の頃つくったヨモギ団子。
たくさんある中で、私が導き出した答え。
それは「にんにく」だ。
にんにくであれば男の人みんな大好きなのではないだろうか。
にんにくであれば世の中の男の人の99.89%好きだと断言してもいいとエヴァのリツコさんとミサトさんが言っていた。
にんにくを食べるためならば
たとえベットで長澤まさみと石原さとみがバスタオル一枚で待機していても飛び込まず、にんにくを食べにいくだろう。
たとえにんにくを食べるためならオーキド博士に好きなポケモンを選ぶがよいと言われ、モンスターボールをあけたらお弁当用の冷凍グラタンが入っていたとしても笑って許せるだろう。
たとえにんにくを食べるためなら好きな女の子との初デートでお寿司屋さんに行き、女の子が席に着くなり大声でアサリ汁を注文しても許せるだろう。
たとえにんにくを食べるためなら一度教室でサヨナラの挨拶をした相手と下駄箱で会ったとしても気まずくはないだろう。
つまりは女の子にとってのアボガドとチーズは男にとってのアボガドとチーズであり女の子もまたにんにくとアボガドとチーズは男の中でもにんにくとチーズであり女の子もまたチーズとにんにくはおちんちんなのだ。
そう結論づけて私は今日も寝るとしよう。
ちなみに私はそんなにアボガドは好きではない。